ただ、ひたすらに千葉ロッテマリーンズを応援するブログ

関西在住のマリーンズファンが、ひたすらマリーンズを応援する日々を書いたブログです。

今シーズンもお疲れさまでした

新型コロナウイルスによる影響で、かつてない程イレギュラーなシーズンとなった2020年シーズンも、あと残すところ日本シリーズのみ。

 

マリーンズはホークスとのCS決戦で惜しくも2連敗という結果に終わったが、最後の試合に関しては、来シーズン以降に希望を持てる戦いができたと思う。

 

 特に安田と藤原の活躍には目を見張るものがあり、きっと彼らが近い将来マリーンズを担う中心的な選手となってくれることを予感させてくれた。

 

安田は今シーズン途中から井口監督の肝いりで4番としてスタメンに名を連ね、成績こそまだまだ物足りないが、経験や育成という観点で捉えると、彼にとってもチームにとっても非常に大きな財産となったに違いない。

 

同年代で既にブレークしている、スワローズの村上に負けないくらいの躍進を来シーズンは期待したい。

 

そして、安田以上に想定外の飛躍のシーズンとなったのは、他でもない藤原恭大。

 

当初の育成計画では、去年の安田のように今シーズンはとことん2軍で経験を積ませて来シーズン以降での本格的な1軍デビューを想定していたはずが、シーズン終盤の新型コロナウイルス集団感染に伴う緊急招集の際に、一際輝く活躍を見せてくれたのが彼。

 

最終的には離脱組が復帰後もスタメンに名を連ね、ホークスとの優勝争いの中、新人王の資格が無くなりそうになっても、井口監督は彼を起用し続けた。

 

監督曰く『恭大が目指すのはそこじゃない。今レギュラーに一番近いし、将来的には一年間試合に出続けて、いくつかのタイトルを取れる選手』に十分なれる素質があるとのこと。

 

私も井口監督の意見に激しく同意。まず、彼は他の選手に比べて目が違う。チームが優勝争いから脱落しても、ホークスとのCSで敗退寸前の場面で打席に立っても、どんな時でも彼の目は死んでいなかった。

 

実際、例え凡打になったとしても、振るときは常にフルスイング。相手が千賀であろうがモイネロであろうが森であろうが、絶対にストレートに振り負けないという非常に強い意志を感じさせてくれる。

 

勝負の世界は、まず何よりも気持ちで負けてはならない。

 

そういった意味で、彼はマリーンズの誰よりも強い男かもしれない。

 

足もあるし、守備範囲も広い。長打もあるし、本当に将来が楽しみな選手だ。

 

 

あと、『気持ち』という点で忘れてはならない選手がルーキーの佐藤都志也。

 

結果的に今シーズンのマリーンズ最後のバッターとなってしまった訳だが、9回表2死満塁という最高に痺れる場面で起用された彼の気迫は本当に凄かった。

 

画面越しでもビシビシ伝わってくる「絶対に打ってやる」という表情。

 

凡退して、マリーンズファンに最後の挨拶に出てきた時には、悔しさのあまり目から涙が溢れていた。

 

その姿を見て、胸を打たれないマリーンズファンはいないだろう。

 

キャッチャーというポジンションの関係で、まだまだ出場機会は少ないがルーキーイヤーの今年は、指名打者や代打の切り札として起用されることも多く、フェニックスリーグではファーストの守備にもついているという情報も入っている。

 

かつての里崎、橋本の打てるキャッチャー2枚看板のように、田村、佐藤で切磋琢磨してマリーンズの正捕手を争ってほしいものだ。

 

それと、育成から支配下登録を勝ち取って韋駄天の如く走りまくった和田くんにも期待したい。リーグ3位(チームトップ)の23盗塁を記録し、盗塁成功率も非常に高い。基本的にはここぞという場面での代走起用が多いが、課題の打撃を克服し出塁率を上げることができれば、ホークスの周東のようにブレークする可能性もある。彼もシーズン途中からほぼ1軍に帯同できたので、良い経験となったはずだ。

 

次に投手陣で目立ったのは、やはりFAでマリーンズにやってきてくれた美馬だろう。

 

シーズン序盤こそ、少し打ち込まれたり好投しても勝ちがつかなかったりもしたが、シーズン中盤から終盤にかけては、チームの大黒柱として大車輪の働きをしてくれた。

 

チーム唯一の2桁勝利も記録したので、来シーズン以降の活躍も期待できるだろう。

 

それと、今シーズンに関しては救援陣の働きが本当に素晴らしかった。

 

イーグルスから移籍した小野の成長や、ハーマンの活躍。

 

シーズン途中からの唐川、澤村の登場。

 

そして一度も離脱することなくチームの守護神として君臨した益田の存在。

 

もちろん、ここに東條やチェンたちの存在もあるが、シーズンを通して吉井コーチの徹底した管理下のもと、選手ひとりひとりが自分の役割をしっかりと理解し、最高のパフォーマンスを発揮してくれた。

 

 その他にも、来シーズンの復活を期待したいのは、今シーズン序盤はチームのエースとして素晴らしいピッチングを続けた種市。残念ながら故障で離脱後、早い段階でトミージョン手術に踏み切った。来シーズン中の復帰を目指しているが、年齢的にもまだまだ若いので、まずはしっかりと怪我を完治させることを優先してほしい。

 

それと、岩下や小島といった若手が今シーズンしっかりと先発ローテーションを、ほぼ1年間守ってくれたので、来シーズンはさらなる飛躍を期待したい。

 

昨年オフの契約更新で、まさかのメジャー挑戦をほのめかしていた石川に関しては、シーズンを通して先発ローテーションこそ守ったものの、ここ一番の試合で勝てないことも多く、ホークスとのCSでもコンディション不良のため登板がなかった。本人的にも不本意なシーズンとなったことは間違いないが、果たしてメジャーに挑戦するのかどうかに注目が集まった……が、とりあえず来シーズンはマリーンズでの残留が濃厚らしいので、彼らしい飄々としたピッチングでリベンジを果たしてほしい。

 

 最後に、今シーズンを通して浮き彫りになった大きな課題は、やはり攻撃力の強化だろう。

 

打線全体として四球こそよく選び、得点圏にもなんとか進めるところまではいくのだが、とにかくあと1本が出ない。

 

特にレアードとマーティンが離脱した後の得点力の低下は顕著で、大きいのを期待できるのが井上くらいになってしまったものだから、井上が精神的に参ってしまい、シーズン終盤の姿は攻守ともに見ていられるものではなかった。

 

元々メンタルがそんなに強いタイプではないので、年間を通して7番くらいに置いて、あまりプレッシャーを与えない起用が彼には合っているだろう。

 

その点、安田はプレッシャーにも耐えることができる素質があると思うので、上位打線で大きいのを打ってチーム全体を引っぱっていける存在に成長してほしい。

 

さて、繰り返しになってしまうが、新型コロナウイルスにより開幕が大きく遅れた今シーズン。シーズン中もしばらくは無観客試合が続いたり、最後まで応援活動がまともにできなかったりと、異例づくしのシーズンとなったが、現時点で新型コロナウイルスが収束する気配はなく、来シーズンが一体どのような形で開幕するのか全く不鮮明な状況ではあるが、また昨シーズンまでのように満員の球場でプロ野球が開催できることを心から願っている。

 

短いようで長かったシーズン、本当にお疲れ様でした。

  

 

 

 

 

〜あとがき〜

 

もうすぐストーブリーグが本格化するが、澤村のメジャー挑戦が濃厚となったり、唐川、松永、荻野、清田といった長年マリーンズを支えてきた中堅の選手たちが大量にFA宣言をほのめかしているので、毎日が気が気でならない。

 

個人的には全員マリーンズに残って日本一を目指してほしいが、彼らがプロとして頑張ってきた権利なので、後悔のない選択をしてほしい。

 

ただ、荻野がマリーンズから出ていったらショックで立ち直れないかも……。

 

 

 

〜追伸〜

 

プロ野球のシーズンもほぼ終わったので、これからはもうひとつのブログをメインに更新していきます。

 

良ければ、そちらも読んでやってくださいねー。

 

 

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