名門大洋フェリー『フェリーふくおか』に揺られながら、一路目指すは九州福岡。このブログも船内で書いている。大阪南港から北九州新門司港までは約12時間の船旅。ちょうど1年前くらいに、フェリーふくおかIIの最終航海とフェリーふくおかの初航海に乗船して以来の名門大洋フェリー。
コロナの規制が緩和傾向の中、世間も春休みに入ったということもあり、船内はこども連れを中心にかなり賑やかな雰囲気。乗船してすぐさま売店でフェリーふくおか就航1周年記念の御船印を購入し、レストランで夕食バイキングを楽しみ、お風呂で汗を流して、明石海峡大橋を潜ったら、すぐさまお布団へ。そのまま朝まで爆睡。
最近はツーリスト（いちばん安いタイプ）でも昔のように雑魚寝ではなく、豪華な個室カプセルホテルのような感じで超快適。しかも、個室であるが故に全国旅行支援の対象になるので、ツーリストにノリーナ割引プラン6,050円から20%割引で4,840円。さらにここに地域クーポン2,000円分が付いてくるから実質2,840円で大阪〜北九州間を移動できてしまうのだ（しかも宿付き）。ちなみに全国旅行支援の内容がもう少し優遇されていた時期は同様の内容だと実質1,000円くらいで利用できた時期もあるので、もうぶっちゃけ家でいるより意味もなく毎日フェリーに乗って生活する方が経済的という、訳の分からない時期もあった。とは言え、さすがにここまで安いのは名門大洋フェリーだけなので、名門さんの企業努力には頭が下がる思いだ。
ちなみに、今回の地域クーポンは夕食バイキングとビール代に使わせてもらった。ありがたやー。期間限定のもつ鍋と焼きカレー、焼きラーメンが美味かった。
そして、定刻通り明朝8:30に北九州新門司港へ着岸。少し向こうの方には阪九フェリーのいずみとせっつが仲良く停泊中。オーシャン東九フェリーどうごも一緒にいる。ふねこが可愛いすぎて悶えてしまう。でもまだ乗ったことがない阪九フェリー。今年は乗ってみたいなー。露天風呂入りたい。
新門司港からは無料送迎バスに揺られて小倉駅へ（所要時間約40分）。新門司港からは車がない徒歩乗船客は移動手段がないので、基本的には無料送迎バスを利用するしかない。門司駅でも降車ができるので、電車で門司港駅まで戻って門司港レトロの街並みや関門海峡を観光するのもいいけれど、すでに前回行っているので今回はパス。造船所の見学とかできれば下関まで逆走するのもいいけど、コロナでその辺の受け入れはまだ再開してないので、いつか造船所見学にも行ってみたい。
小倉駅から博多駅までは電車移動。新幹線なら約15分程度の距離だが、節約のため特急を利用しての移動。JR九州の九州ネットきっぷを利用すると、通常小倉〜博多間2,640円のところ1,470円で利用できる。当日でも購入できるのはありがたい。本当はもっと安い休日限定の切符もあるのだが今回は金曜日移動なので残念ながら対象外。
小倉駅での楽しみは立ち食いうどん。関西ではほとんど絶滅してしまった駅ホームでの立ち食いそば（うどん）文化は、ありがたいことに九州の地ではまだまだ現役のところがそれなりにある。これを食べたいがためにフェリーの朝ごはんは控えた。1、2番ホームにある店舗で注文したのはやっぱり名物かしわうどん。
関西のうどんと比べると柔らかめのうどんと、やさしい出汁。甘めに味付けされた肉のバランスが最高で本当に美味い。で、今回どうしてもやってみたかったのが食べ比べ。と、言うのも噂によると同じ小倉駅内の立ち食いうどんでも、ホームによって味が違うという都市伝説が（ちなみに1番人気は7、8番ホームの店舗らしい）。ならばこの機会に確かめなくてはならん！と、いうことでそそくさと7、8番ホームへ移動。先程と同じくかしわうどんをオーダー。こちらの店舗の方が新しくリニューアルされていて券売機制。
肝心のお味の方はというと……ぶっちゃけよう分からん。こっちの方が出汁は関西寄りで、肉の味付けがさっきとは少し違って、うどんもやわいような気もするけど本当にどっちのうどんも美味しいし、何より電車を見ながら待ち時間ですするうどんほど美味いうどんはないと思っている私にとっては、このシチュエーションこそが最大の旨み成分なので、わずかな味の違いなど些細なことだ！（じゃあ、なんで食べ比べしたんや）そんな感じで朝ごはんをお腹いっぱい食べて、今度こそ目指すは決戦の地、福岡。
さて、お気づきの方いらっしゃる？
その通り。ここまでが壮大な前振り。プロローグ。我ながら話が長すぎて別記事になってしまうところやった。だってこのブログは野球ブログだもんね！野球ネタが本題だよ。危うく旅ブログの方になってしまうところやった。まぁ、どっちも書いてるからどっちでもええねんけど。
うおー！ 3年ぶりの声出し解禁じゃー！！
コロナになって声出し禁止になった時から、絶対に声出し解禁1発目の公式戦には何が何でも行きたいと心に決めていたので、2023年シーズンの開幕に参戦できることになって本当に嬉しい。それもこれも、あたたかく送り出してくれた我が相方と、このクソ忙しい年度末年度初めに休みをくれた職場には本当に感謝しかない。
そんなまわりのサポートがあっての今回の福岡遠征。声出しできたらそれで満足なんて思わず、やるからには勝つ！何が何でも勝つ！腹から声出して、3年分の気持ちを声に乗せて、血管切れるくらいまで叫んで、チーム全員を鼓舞し、奮い立たせ、少しでも力になれるよう全力で応援をする。新しい応援は覚えてないし、声出しのリハビリもしてないし、そもそも跳べる体力があるのか分からんけど、今の自分にできる最大の応援を、この福岡の地でやってやろうじゃないか。
準備なんて必要ない。必要なのは気持ちだけ。
吉井マリーンズの初陣。さぁ、いよいよ出陣の時。ジョニーの魂も胸に秘め、声出し一発目から全力応援。
マリーンズファイティン！
