ただ、ひたすらに千葉ロッテマリーンズを応援するブログ

関西在住のマリーンズファンが、ひたすらマリーンズを応援する日々を書いたブログです。

やられたらやり返す。今シーズンの集大成『大坂秋の陣』開幕へ!!

さて、久しぶりのブログ更新。

 

この間に、マリーンズは非常に苦しいチーム状態に陥ってしまった。

 

一時はマジック点灯まであと一歩のところまで何度も辿り着くも、最後の最後で手が届かず、マジック点灯はおろかバファローズに首位の座を明け渡す緊急事態。

 

9月19日のファイターズ戦で自打球を足に当てて右足中間楔状骨骨折と診断され、一時は今シーズン絶望と報道されたマーティンは、そんなチームの緊急事態を救うべく驚異の回復を見せ(そんなに早く骨がくっつく筈はないし、かなりの痛みを堪えながらだろうとは思うが……)、なんと10月5日の西武戦からチームに合流。そして、合流即スタメンでホームランを放つなど、その背中でチームを鼓舞した。

 

が、そんなマーティンの男意気も虚しく、チームは失速する一方。

 

10月8日から始まった最下位、ファイターズとの3連戦は最低でも勝ち越しが求められたが、初戦は岩下が6回6失点と大炎上。後を受けた救援陣も失点を重ね、打線は1点も奪うことができずに0-9のシャットアウト負け。9日にはバファローズのエース山本が貫録のピッチングでホークス相手に圧巻のピッチングを披露。マリーンズはこの日も先発起用の本前が期待に応えることができず、打線の方は久しぶりにスタメン起用された和田が初回に連打で出塁するも、初球盗塁アウトで流れが一気に停滞。それ以降はこれといった見せ場をつくることもできず、終わってみれば2-4で敗戦。

 

そして、迎えた10日のゲーム。山口の豪快なソロHRで先制するも、その後は追加点を奪えずに、気がつけば6回にファイターズに逆転を許す。今日もこのままズルズルいってしまうのか……と思った直後の7回、コツコツ進めたランナーを藤岡が意地のタイムリーで生還させ同点。これで次の回を抑えて良い流れをつくればまだ分からない!と思わせてからの、直後の国吉背信投球。あっさり2点を勝ち越され、最下位相手にまさかの3連敗の足音がすぐそこまでやってくる。そして、ついに迎えた最終回。ファイターズのマウンドには守護神の杉浦。エッちゃんはあっさりショートゴロで1アウト。スワローズ時代はこんなにいい球投げてなかったような気がするんだけど。そして、最後の抵抗とばかりに代打・角中が6球目を捉えライト前ヒットで出塁。続く藤岡も粘りに粘って杉浦に投げさせること、なんと12球。これにはファイターズの中島もねば~る君もびっくり。そして杉浦が投じた13球目。渾身のストレートは高めに浮いてフォアボール……かと思いきや、まさかのストライクコール。これには、藤岡も唖然。この試合ではすでに、リプレイ検証で決定的な証拠があるにも関わらず、世紀の大誤審を喰らっているだけに、私もテレビの前で絶叫。ここでは書けないような単語を口走ってしまった。

 

これで、正真正銘の崖っぷちに立たされたマリーンズ。ここでバッターボックスに向かうのは、なんでもないシーンでとんでもないプレーをしたり、絶体絶命の場面で奇跡のようなプレーをすることで有名な『意外性の男』こと、岡大海。今シーズンもマリンでマウンド上の杉浦から奇跡の逆転サヨナラ2ランHRを放っているだけに、神にもすがる想いで大海ちゃんを見守るも、あっという間に追い込まれ、ゲームセットまであと1球。正直、私も今シーズンの優勝は諦めかけた……次の瞬間。

 

杉浦が投じた若干インコース寄りのスライダーを完璧に振り抜いた打球は、低く鋭い弾道でレフトへ。打った岡と、マリーンズベンチと、現地やテレビの前のマリーンズファン全ての想いを乗せた打球は、札幌ドーム特有の高い高いレフトフェンスを越える、奇跡の同点2ランHR。

 

岡は打った瞬間雄叫びを上げ、スタンドインした瞬間渾身のガッツポーズ。マリーンズベンチも打った瞬間全員が一斉に立ち上がり(三木に関しては手すりの上にまで乗って)、白球がレフトスタンドに吸い込まれた瞬間、全員が感情を爆発させた。特に三木とマーティンの喜び方は凄まじく、普段はあまり感情を表に出さない井口監督でさえ、目を見開き万歳をしていた。

 

もちろん私とて例外でなく、ご近所さんから不審に思われるくらい絶叫してしまった。ご近所さん、お騒がせしてごめんなさい。

 

最終的には勝ち越すことはできなかったが、奇跡の同点劇からプレッシャーのかかるマウンドとなった益田はランナーこそ背負うものの、前回登板の嫌な流れを断ち切るような気迫のピッチングでゲームセット。

 

そして、この日はバファローズがホークスに敗れたので、3ゲーム差が2.5ゲーム差に。

 

まだまだ劣勢な状況に変わりはないが、今シーズン最後の首位攻防戦を前に、本当に首の皮一枚繋がった奇跡の試合だった言えるだろう。

 

誇張でもなんでもなく、この試合を落としていたら今シーズンが終わっていた可能性があっただけに、岡のホームランは大きな意味を持つ一発だったと思う。投手陣と打撃陣が噛み合わず、ちぐはぐな展開の負けが続き、チームの雰囲気が最悪の状況を、この岡のホームランが一気に吹き飛ばした感じさえある。あの9回のベンチの雰囲気を見ていると、残りの試合は絶対に全部勝つんだという勢いを感じた。個人的な独断と偏見で発言させてもらうと『もう負ける気がしない』。

 

マリーンズファンを長くやっているとなんとなく分かるが、本当に稀な周期でやってくる、チームの雰囲気が異様にいい状態。俗に言う『負ける気がしない』状態に入ったと私は感じている。もし、本当にその状態に入っているのだとしたら、明日からのレギュラーシーズン最後の首位攻防戦『大坂秋の陣』は負けるはずがない。どんなに劣勢の試合展開になったとしても、ほんの小さな綻びさえあれば、一点集中・猪突猛進の勢いで、相手のお株を奪うマリンガン打線が炸裂するだろう。あとは、それを盤石の投手陣が凌いで、最後は幕張の防波堤がリーグ優勝がかかったマウンドで仁王立ちしているに違いない。

 

さあ、時は満ちた。

 

あとは、全力で戦って、ファンも全力で応援するだけだ。

 

もちろん私も現地で応援する。

 

未だに声を出しての応援はできないし、レギュラーシーズン中の京セラドーム大阪でのマリーンズ応援団の活動再開も無くなってしまったが、声に出せない分、想いを拍手に込めて、精一杯応援をしたいと思う。

 

正直、新型コロナをこれほどまでに憎いと思ったことは今まで無かったが、もうこの際、コロナという逆境も含めて、岡大海のような奇跡のホームランを放つべく、明日からの大一番に挑んでいこう。

 

 

『俺たちの誇り 千葉ロッテマリーンズ 何も恐れずに 共に戦おう』

 

『俺たちの誇り 千葉マリーンズ どんな時も俺たちがついてるぜ

突っ走れ 勝利のために さあいこうぜ 千葉マリーンズ ラーララララーラ』

 

 

マリーンズファイティン!!

 

 

 

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