みなさん、お久しぶりです。
最近はもっぱら新ブログの方にかかりっきりで、こちらの更新が疎かになってしまいました。
しかし、流石に今日は書かない訳にはいかないでしょう。
マリーンズの香月選手とのトレードで電撃移籍した澤村選手が、入団会見即一軍登録即救援登板で三者連続三振の衝撃デビュー。
その試合を振り返っていきましょう。
福岡での首位ホークスとの3連戦を、見事3連勝という理想の結果で本拠地マリンに戻ってきたマリーンズ。
連戦前は3.5ゲーム差あったホークスとのゲーム差も0.5ゲーム差まで詰まり、いよいよ終盤戦に向けてラストスパートをかけるべく、ここにきて香月選手とジャイアンツの澤村投手との電撃トレードが発表。
個人的には、去年京セラで見た香月選手の豪快なプロ初ホームランが印象に残っていますが、今年はチーム事情もあり一軍での出場機会はありませんでした。
本人も「マリーンズでやり残したことがまだまだあるので残念だ」というコメントをしてくれましたが、ぜひその悔しい想いを移籍先のジャイアンツでぶつけてほしいです。
さて、試合に戻りますが今日の先発は大嶺。前回登板では2巡目以降に打ち込まれはしたものの、見事にトミージョン手術からの復帰を果たしました。球速も手術前より上がっており、アベレージでも140km台中盤を記録していたので、今日のリベンジ登板に期待がかかります。
対するファイターズの先発は上沢。いつも安定して試合を作ってくれるエースが相手です。
初回、大嶺の立ち上がりはファイターズ打線を三者凡退。今日も140km台中盤のストレートが冴えています。
その裏、マリーンズの攻撃は2番マーティンが2球目のアウトローへのストレートを完璧に捉え、ライトスタンド中段へ先制の20号ソロホームラン。
イエス! マーティン!
大嶺の2回のピッチングはピンチこそ作るものの、なんとか後続を打ち取り無失点。
しかし、続く3回には平沼に同点タイムリーを許すと、4回にも満塁から9番清水に犠牲フライを打たれ勝ち越しを許します。さらに、1番西川にライト前ヒットを浴びると、2塁ランナーは一気にホームへ。しかし、ライトは強肩のマーティン。捕球後すぐさまバックホームをすると、強肩から放たれたバズーカ砲はキャッチャーの田村のミットへノーバンのストライク返球。楽々タッチアウトでこれ以上の追加点を許しません。
5回からはマリーンズが早くも継投に出て、2番手は小野。
ランナーを許しますが、中田をゲッツーで結果的に三者凡退。
すると、流れを引き寄せたマリーンズが5回裏に角中のスリーベースなどでチャンスを演出すると、満塁のチャンスでまたもやマーティン。
追い込まれながらも、しぶとくセンター前に2点タイムリーでマリーンズ逆転。
2打席目は風の影響を受けて、いつもより大きく変化するカーブにタイミングが合わず三振をしていただけに、この打席でもカーブが決め球かと思いましたが、最終的にはストレート勝負で軍配はマーティンにあがりました。
すると6回表、リリーフカーに乗って登場したのは、今日ジャイアンツからのトレードで入団会見をした澤村。入団会見即一軍登録即救援登板という異例の展開。
さすがにユニフォームの準備が間に合わず、福嶋打撃投手のユニフォームを借りて『背番号106』での登場です。
場内からは今年一番と言っても過言ではない程の、大拍手。
アップテンポの登場曲も相まって、スタジアムのボルテージは最高潮に達します。
そして、注目のピッチングは初球こそ力みから大きくボールになりますが、その後は150kmオーバーのストレートと140km台のスプリットで相手打者を圧倒。
大田との元同僚対決も制し、こちらも元同僚対決となったビヤヌエバへの初球はキャッチャーへのファールフライ。しかし、これを田村がまさかの落球。
澤村もびっくりの表情でしたが、これも強風が名物のマリンからの洗礼でしょう。
そんな厳しい洗礼にも動揺することなく、ビヤヌエバも三振に打ち取り、圧巻の三者連続三振。
これには、画面越しでしたが私も鳥肌が立って思わず叫びそうになりました。
ちなみに、今日の解説はジョニー黒木だったのですが、最後のバッターを三振に打ち取った後の雄叫びは、感情を爆発させて相手をねじ伏せた現役時代のジョニーの姿と重なるものがありました。
その後は、上沢も調子を取り戻し無失点。
マリーンズも勝利の盤石の勝利の方程式ということで、唐川、ハーマン、益田へと継投しファイターズの反撃を許さずシャットアウト。
これで見事5連勝となりました!
では、戦評です。
【戦評】
先発の大嶺は2巡目以降に崩れてしまう傾向が顕著に出ているので、次回登板ではそのあたりをケアして、最低限5回は投げきってほしい。ただ、投げているボールは手術前よりも確実に良くなっているので、自身を持って頑張ってほしい。想定よりも早い段階で先発が降板となったが、その後を受けたリリーフ陣が完璧な火消し。
特に移籍後即登板の澤村に関しては、本当に圧巻のピッチング。技術云々という話よりも、気持ちで相手をねじ伏せたピッチング。本人も言っていたが「マリーンズの一員として優勝に貢献したい」という気持がひしひしと伝わってきた。ここのところ、救援陣の負担が大きくなっているので、連投もきく澤村の加入は非常に大きい。
打撃陣ではマーティンに始まりマーティンに終わった一日。守備でも鮮烈なバックホームで試合の流れを相手に許さず、打ってはチームトップ20号ホームランに決勝点のタイムリーと全打点を叩き出した。これからも頼むぜ、イエス! マーティン!
ホークスも勝ったので首位とはならなかったが、こういう試合をしっかり取っていければ、絶対に最後まで優勝争いに食い込めるので、一致団結して残り試合も戦っていこう。
マリーンズファイティン!
【今日の独り言】
まさか、マッスルミュージカルを幕張で見れる日がやってこようとは(笑)
大学の先輩の美馬や後輩の井上もいるので、すぐにチームにも馴染むでしょう。
ワクワクが止まらんぜ!
【試合結果】
2020年9月8日(火)
千葉ロッテマリーンズ 対 北海道日本ハムファイターズ(13回戦)
ZOZOマリンスタジアム 18:00試合開始
観客動員数:4,952人
マリーンズ3 対 ファイターズ2
勝ち投手:小野(2勝2敗)
負け投手:上沢(5勝3敗)
セーブ:益田(1勝2敗21S)
本塁打
マリーンズ:マーティン20号(1回裏ソロ)
ファイターズ:なし
バッテリー(投手リレー)
マリーンズ:大嶺、小野、澤村、唐川、ハーマン、益田ー田村
ファイターズ:上沢、堀ー清水、宇佐見
スタメン
マリーンズ:
1(中)和田
2(右)マーティン
3(一)菅野
4(三)安田
5(二)中村
6(指)佐藤
7(左)角中
8(捕)田村
9(遊)藤岡
先発:大嶺
ファイターズ:
1(中)西川
2(遊)平沼
3(左)近藤
4(指)中田
5(二)渡邉
6(右)大田
7(三)ビヤヌエバ
8(一)清宮
9(捕)清水
先発:上沢
順位表
1)ホークス 69試合 39勝 27敗 3分
2)マリーンズ 69試合 39勝 28敗 2分 0.5差
3)イーグルス 69試合 34勝 32敗 3分 4.5差
4)ファイターズ 69試合 32勝 34敗 3分 2差
5)ライオンズ 67試合 31勝 34敗 2分 0.5差
6)バファローズ 69試合 22勝 42敗 5分 8.5差