突然ですが、今日はなんの日でしょう?
そうです、7月7日は七夕です。
世間一般的に七夕というと、織姫と彦星がなんちゃらかんちゃらというイメージですが、マリーンズファンにとっての七夕というと、やはり七夕の悲劇かと。
詳しくは、下の過去記事をご参照ください。
と、いうイメージもあって、七夕の試合はやはり負けられないという気持ちがいつもより強いです。
では、気合いを入れて今日の試合を振り返っていきましょう!
マリーンズの先発は今期初先発の有吉。前回登板は中継ぎでの登板でしたが、この試合は先発を任されました。怪我から復帰した右腕に連敗ストップを託します。
対するライオンズの先発は高橋。目下開幕2連勝中です。
ちなみに、今日のマリンは風速15mクラスの風が常時吹き荒れる悪天候。暴風のマリンは何かが起こりますよ。
有吉の初回のピッチングは外崎に出塁を許しますが、怖い4番山川を外角のスライダーで空振り三振に切ってとります。風をうまく利用して今日は変化球(特にスライダー)がキレッキレでした。
その裏のマリーンズの攻撃は、こちらも風をうまく活用した高橋がフォークを武器にバッタバッタと三振をとっていきます。2回裏も井上、奨吾、安田を3者連続空振り三振。はっきり言って今日の高橋光のフォークはやばかったです。低めに決まると絶対に打つことができないくらいすごい球でした。
そんな中、均衡が破れたのは3回表のライオンズの攻撃。この回先頭の8番川越がセカンド左を抜けるヒットを放つと、打球はあっという間にフェンスまで転がり、バッターランナーの川越は悠々サードに到達します。続く9番鈴木のレフトフライは風に流されあわやホームランかという大きな犠牲フライとなり、ライオンズが先制します。
このまま引き離される訳にはいかないマリーンズは3回裏、柿沼ヒットからの藤岡送りバントでチャンスを演出すると、好調の1番荻野がセンターにヒットを放ちます。しかし、ライオンズのセンター川越がキャチャーにストライク返球でホームタッチアウト。残念ながら同点とはなりません。
その後は、悪天候の中両投手が風をうまく利用した素晴らしいピッチングを披露し、投手戦を予感させます。
次の1点がどちらに入るかで試合の流れが大きく変わるような展開の中で、得点を入れたのはマリーンズ。5回裏、先頭の奨吾がインコースのストレートを捉えると打球は左中間を破るツーベース。安田、柿沼はアウトになりますが、2死3塁から9番藤岡がフォーク3連投目をうまく流し打ちし、レフトへのタイムリーヒット。待望の1点がマリーンズに入ります。さらに藤岡盗塁成功と荻野フォアボールでチャンスを継続すると、今日2番に入ったマーティンが左中間を破る勝ち越しのタイムリーツーベース。この回、一気に勝ち越しに成功します。
しかし、相手は球界でも最高峰の破壊力を持つ山賊打線。簡単には試合を終わらせてくれません。続く6回表、源田がフォアボールを選ぶと、外崎はあっさりとタイムリーツーベース。またたく間に1点差に詰め寄られます。そして続くチャンスでバッターは4番山川。有吉が投じた初球をフルスイングすると打球は大きな弧を描き、レフトスタンドへ一直線……かと、思いきや今日の風が味方したのは、マリーンズ。なんとフェンス手前で打球は大失速し、センターの荻野が捕球。打った山川も「まさか……」という表情で頭を抱えます。対して間一髪で助かった有吉は、後続をなんとか打ち取り追加点は許しません。
前回のイーグルス戦では、ピンチのあとにチャンスあり、という言葉がことごとくイーグルスサイドに該当しましたが、今日はその言葉はマリーンズにぴったりです。6回裏には先頭のレアードが風を味方につけたラッキーなライト線へのツーベースを放つと、奨吾タイムリーのあと、7番に入った安田がど真ん中に入ってきたフォークボールを完璧に捉えます。打球はきれいは放物線を描きライトスタンドへズドン。みんなが待っていた今シーズン第1号は公式戦2年ぶりの本塁打、そして本拠地マリンでは初ホームランとなる貴重な追加点で6対2とリードを広げます。
7回からはマリーンズは勝利の方程式ということで、ハーマンを投入。逃げ切りをはかりますが、そう簡単に終わらせてくれないのが西武打線の怖いところ。この回なんと3点を返し、1点差まで詰め寄ります。
しかしマリーンズもその裏、チャンスをつくりレアードが久しぶりのタイムリーヒットを放ち2点を追加。さすがにこれで大丈夫だろう……と思いますが、8回表にもジャクソンを攻め立てチャンスをつくります。
が、ここはなんとか無失点で乗り切り、回はいよいよ9回。最終回のマウンドを託されたのは守護神の益田。
しかし、先頭の源田を歩かせると、外崎は三振に仕留めますが、山川にヒット。続く森にはフルカウントからライトへのタイムリーを浴びて、なおもピンチは継続。ここで怖いベテランの栗山を迎えますが、なんとかシンカーで三振に打ち取りあと1アウト。
迎えるは先日土壇場で満塁ホームランを打った木村……。
しかし、ここは益田が意地を見せ、ピッチャーゴロに打ち取りゲームセット。
マリーンズ久しぶりの勝利で連敗ストップです!
では、今日の戦評いってみいよう!
【戦評】
仙台の悪夢から本拠地マリンに帰ってきたこの試合。マウンドを託されたのは怪我からの復帰に燃える有吉。開幕ローテーション入りは逃したが、やっと出番がやってきた。今日のマリンは暴風といってもいい程の悪天候だったが、逆にその風をうまく味方につけ、変化球を主体に素晴らしいピッチングで6回2失点と好投。
打線の方は、仙台のカードから少し打順やメンバーを変更し2番にマーティン、5番井上、7番に安田を起用。結果的にこの組み替えがうまく機能しマーティンは勝ち越しタイムリー、そして安田は待望の一発と、しっかり結果を出してくれた。悩める4番レアードも風が味方をしてくれたラッキーヒットの次の打席は、しっかりとタイムリーを打ってくれたので、これからどんどん調子を上げて寿司も大量生産してくれることを期待したい。
また、ここのところ先発起用されることの多い柿沼は、今日も非常に良いリードをしてくれた。田村、柿沼の捕手陣も大分頼もしくなってきたように感じる。
ただ、後半はハーマン、ジャクソン、益田共に久しぶりの登板が暴風の中でのピッチングということもあったとは思うが、思うような投球ができなかったので、次回登板までにしっかりとコミュニケーションをとって、修正をしてほしい。
とはいえ、私がこの個人的戦評シリーズを始めてから、初めての勝利。
なんだか、いつもの勝ちより嬉しい気がします。
しかも、偶然なのか運命なのか今日は七夕。
ジョニーの姿に憧れ、ジョニーを敬愛する私にとって、この勝利は特別な1勝です。
怪我に苦しんだ有吉が完全復活のピッチング。
そして、期待の主砲、安田が待望の一発。
なんと素晴らしい日でしょうか。
もう、今すぐにでも祝杯をあげたいところですが、お仕事の関係があるので明日までとっておくことにします。
代わりと言ってはなんですが、今日はこの歌でお別れしましょう。
今年は球場で歌うことはできないかもしれないですが、来年はきっと球場で歌えることを信じて……。
レッツゴーマリーンズナイン
勝利のため大きな声で歌おう
ララララララ
夏の夜空に願い込めて♪
【今日の独り言】
今日のリプレイ判定は両方とも誤審だと思う……。あと、球審の白井が相変わらず鬱陶しい……。でもまあ、勝ったからよしとしよう!
【試合結果】
2020年7月7日(火)
千葉ロッテマリーンズ 対 埼玉西武ライオンズ(1回戦)
ZOZOマリンスタジアム 18:00試合開始
マリーンズ8 対 ライオンズ6
勝ち投手:有吉(1勝0敗)
負け投手:高橋光(2勝1敗)
セーブ :益田(0勝0敗4S)
本塁打
マリーンズ:安田1号(6回裏2ラン)
ライオンズ:なし
バッテリー(投手リレー)
マリーンズ:有吉、ハーマン、ジャクソン、益田ー柿沼、田村
イーグルス:高橋光、宮川、田村ー森
スタメン
マリーンズ:
1(中)荻野
2(右)マーティン
3(左)清田
4(三)レアード
5(一)井上
6(二)中村
7(指)安田
8(捕)柿沼
9(遊)藤岡
先発:有吉
ライオンズ:
1(三)スパンジェンバーグ
2(遊)源田
3(二)外崎
4(一)山川
5(捕)森
6(指)栗山
7(右)木村
8(中)川越
9(左)鈴木
先発:高橋光
順位表
1)イーグルス 16試合 11勝 5敗
2)マリーンズ 16試合 10勝 6敗 1差
3)ライオンズ 16試合 7勝 8敗 2.5差
3)ホークス 16試合 7勝 8敗
5)ファイターズ 16試合 6勝 9敗 1差
6)バファローズ 16試合 5勝 10敗 1差