唐突ですが、ブログサボりとボケ防止のため、唯一無理なく書けそうなマリーンズの戦評をできる限り毎試合書いていこうと思います。
そうでもしないと、おそらく一生このままブログを更新する習慣が定着しないと思うので。
さて、記念すべき第1回目の戦評は、今日の対イーグルス戦。
1勝2敗で迎えた第4戦です。今年は新型コロナの影響で、しばらくの間は変則的な同一球場同一球団との6連戦ということで、3勝3敗で五分です。マリーンズとしては、なんとかここで五分に戻しておきたいところ。
マリーンズの先発は今シーズンの開幕投手、石川。開幕戦こそキレッキレのピッチングでしたが、前回のマリンでの登板ではイマイチぴりっとせず、未だ勝ち星がありません。
対するイーグルスの先発も同じく開幕投手の則本。こちらは開幕2連勝中と好調です。
仙台は屋外球場ということもあり、ここ数試合はお天気が心配でしたが、今日の試合はどうやら問題なさそうです。
では早速、試合を簡単に振り返っていきましょう。
マリーンズは1回から3回まで則本にパーフェクトに抑えられます。ただ、その中でも柿沼の粘りは良かったですね。
対する石川も初回は相性の悪いブラッシュにフォアボールこそ与えますが、好調の4番浅村をしっかりと抑えます。球速も前回の登板では速くても140km台前半でしたが、この回は140km後半が出ていたので、かなり飛ばしている印象でした。
2回はやたらとマリーンズ戦で打っている印象のある島内に先頭でヒットを許すと、銀次にもライトへのヒットで繋がれます。ただ、2塁を狙ったバッターランナーの銀次の暴走に助けられ、2死3塁。ここで太田を抑えてなんとか無失点で切り抜けたいところでしたが、レフトへのタイムリーツーベースを打たれ、先制点を許してしまいます。角中になんとか取ってほしかったな……。
反撃したいマリーンズは4回、先頭の好調荻野が粘ってチーム初ヒットをセンターへ弾き返し出塁。なお、この際にピッチャー返しを捕球しようとした、則本の右手中指・薬指付近を打球がかすめ、治療のため試合が一時中断しますが、則本は続投となります。
続く角中の打席で荻野が盗塁を試み、タイミング的にはアウトくさかったですが、その前の則本のインコースへの投球が角中のユニフォームをかすめたということで、デッドボールとなり、思わぬ形でチャンスが拡大となります。清田はきっちり送りバントで1死2・3塁。バッターはレアードですが、あっさりと見逃し三振。この後、レアードとは対象的に当たっているマーティンの打席で、まさかのパスボール。則本のすっぽぬけ変化球を太田が捕球できませんでした。思わぬ形で同点となりますが、マーティン凡打で勝ち越しとはなりません。
5回表には試合開始前まで首位打者で、本日誕生日の井上がライト線へ長打性の打球を放ちますが、ブラッシュの好捕に阻まれバースデーヒットとはなりません。
不思議なもので、そういう惜しい出来事の後に、あっさりと点が入るのが野球というもの。5回裏には、楽天の9番辰巳が石川のシンカーを狙い撃ちで、勝ち越しホームランをライトスタンドへ放り込みます。石川くんはがっくり……。
追いつきたいマリーンズは6回に2つのフォアボールでチャンスをつくり、好調マーティンを迎えますが、今日は『イエス、マーティン』とはいきません。
すると、またしてもピンチの後にはなんとやら……と言わんばかりに、6回裏先頭の島うちが初球をライトスタンドへ叩き込みます。またもや石川くんがっくり……で、さらにロメロの際どい2塁ベース付近のリプレイ検証はマリーンズに味方せず、さらにピンチを迎えますが、今日の石川はなんとか踏ん張り追加点は許しません。そして、この回でお役御免。かなり苦しい投球でしたが、なんとか試合はつくってくれました。
逆転したいマリーンズですが、その後もチャンスこそつくるものの、結局あと1本が出ず、このまま敗戦。
接戦を落とし、このカードの勝ち越しは無くなりました。
【戦評】
マリーンズ先発の石川は、球数を要し苦しいピッチングだったが、6回3失点となんとか試合を壊さずに投げきった。前回の登板時には見ることのできなかった、初回のようなキレッキレのピッチングも見ることができたので、次回以降も要所を締めるピッチングを期待したい。打線の方は、好調の荻野を中心に、よくチャンスを演出することができた。特に目立ったのは、2試合連続でマスクを被った柿沼の粘り。おそらく今日の試合で1番則本に球数を投げさせた。ヒットも出たし、リード面でも石川をうまくリードしていたので、今後も田村との併用になるとは思うが、レギュラーを奪うくらいの気持ちで頑張ってほしい。ただ、結局チャンスで最後まであと1本が出ず、相手の則本に要所を抑えられた形となってしまった。次回対戦時には絶対にリベンジしてもらいたい。
中継ぎ陣は、小野・石崎が登板。共にランナーを背負う厳しいピッチングだったが、なんとか無失点で乗り切った。ただ、僅差で起用するには両者ともコントロール面で不安が残るので、シーズンを通して徐々に改善を期待したいところ。
それと、打撃陣で心配なのはレアード。まさか、こんなにも早く不振に陥るとは思っていなかったが、今日の姿は昨年後半の大スランプに陥ったレアードそのものだったので、4番レアードは早々に諦めて好調の井上かマーティンあたりを上位に組み込み、レアードは7・8番あたりで起用した方が、本人にもチームにとっても良い結果になると思う。相手も下位打線にレアードが居る方が絶対に嫌だと思う。しかし、それにしても今日の最終打席の三振はひどかった……。
あとは、ルーキーの福田光が今日も代打で起用されたが、速いストレートにまったく合っていなかったので、一度ファームで再調整をして、調子を上げて後半戦に戻ってきてもらう方が、本人的にも経験を積めるので良いと思う。あのフルスイングは本当に魅力的なので、確実性と自信をつけたら絶対に伸びる選手。あと、安田も一緒に再調整して試合感を取り戻した方が良いかも……。バッティングフォームが定まっていない感じが素人でも分かってしまうくらいなので。下で福浦さんにアドバイスもらうと良いよ!
さてさて、色々言い出したらキリがないけれど、新型コロナに負けず、こうやって野球が観れて、こうやって野球について『ああでもない、こうでもない』と言いながら文章を書ける時期がやってきてくれたので本当に幸せです。
野球って本当にいいよね。
今までと同じように球場で応援するには、まだまだ時間がかかるかもしれないけれど、自宅からしっかりとマリーンズを応援しようと思います。
まずは、明日の種市にはバシッと完封してもらいましょう。
マリーンズファイティン!
【試合結果】
2020年7月3日(金)
千葉ロッテマリーンズ 対 東北楽天ゴールデンイーグルス(4回戦)
楽天生命パーク 18:00試合開始
マリーンズ1 対 イーグルス3
勝ち投手:則本(3勝0敗)
負け投手:石川(0勝1敗)
セーブ:森原(1勝0敗3S)
本塁打
マリーンズ:なし
イーグルス:辰巳1号(5回裏ソロ)、島内1号(6回裏ソロ)
バッテリー(投手リレー)
マリーンズ:石川、小野、石崎ー柿沼、田村
イーグルス:則本、シャギワ、ブセニッツ、森原ー太田
スタメン
マリーンズ:
1(中)荻野
2(左)角中
3(指)清田
4(三)レアード
5(右)マーティン
6(二)中村
7(一)井上
8(捕)柿沼
9(遊)藤岡
先発:石川
イーグルス:
1(遊)茂木
2(三)鈴木
3(右)ブラッシュ
4(二)浅村
5(左)島内
6(指)ロメロ
7(一)銀次
8(捕)太田
9(中)辰巳
先発:則本
順位表
1)マリーンズ 13試合 9勝 4敗
1)イーグルス 13試合 9勝 4敗
3)ライオンズ 13試合 7勝 5敗 1.5差
4)ホークス 13試合 5勝 7敗 2差
4)ファイターズ 13試合 5勝 7敗
6)バファローズ 13試合 2勝 10敗 3差
【追記】
少しづつ、開幕からこれまでの試合も、覚えている範囲内で振り返っていこうと思います。気長にお待ち下さいませ〜。