温泉あがりのラーメンを愛する温泉ソムリエの徒然ブログ

主に関西圏の温泉とラーメン屋さんを紹介するブログです。野球観戦のついでに、たまーに遠征したりします。

湯の峰温泉 〜つぼ湯〜

温泉好きなら一度は訪れたい温泉地。

 

和歌山県にある『湯の峰温泉』。

 

熊野本宮大社へと続く中辺路沿いに位置しており、約1800年も昔から熊野本宮大社へ参拝する人々の湯垢離場(ゆごりば)として親しまれてきました。※湯垢離とは、お湯で身を清めること。

 

その中でも特に有名なのが、世界で唯一入浴できる世界遺産『つぼ湯』です。

(平成16年に世界遺産に登録されました)

 

日本最古の共同浴場とも言われており、温泉街の中心に位置しています。

 

つぼ湯のすぐ隣には小川が流れており、浴場は天然石の浴槽を木の板で囲っただけの簡易的なつくりです。壁面の板は開閉できるような仕組みになっていますが、基本的に一般の入浴者は開閉することはできません。

 

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浴槽の大きさは大人が3人も入ればいっぱいになるような大きさですが、最大30分間の交代制で利用できるので、そこまで問題はありません。このつぼ湯のお湯は、1日で7回色が変わると言われており、実際にネットで画像を検索すると様々な色のお湯を確認することができます。

 

ちなみに、私が入浴した時はこんな色でした。

 

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壁から出ている配管は温泉用ではなく、温度調整用の水の配管でバルブを開けると加水することができます。温泉の投入は足元湧出とのことなので、足裏で探しましたが、そこまではっきり確認はできませんでした。

 

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先程もご紹介したように、つぼ湯はグループ単位での貸切り利用になるので、休日などは順番待ちをする必要があります。一番オススメなのは、前日に湯の峰温泉の旅館に宿泊し、朝イチでつぼ湯に入る方法です。つぼ湯の営業時間は6:00〜21:30までなので、6:00前くらいに公衆浴場の番台で番号札を受け取りましょう。

 

ちなみに、私は5:50分くらいに番台に行きましたが、すでに先客がおり番号札は3番でした。つまり1グループが最大30分間利用可能なので、私は1時間待ちということです。平日の早朝でしたが、時期によっては車中泊組がいる場合もあり、なかなか競争率が高いです。やっぱりみんな一番風呂に入りたいですもんね。

 

でも、つぼ湯の一番風呂はある意味で大変なのですよ。理由は後ほどご説明します。

 

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画像の中央奥、公衆浴場と売店・食堂の間にあるプレハブ小屋が番台です。料金は大人780円、12才未満470円。ちなみに、つぼ湯利用者は公衆浴場の『一般湯』もしくは『くすり湯』にも入ることができます。もし、つぼ湯の待ち時間がある場合は、先に公衆浴場に入浴して時間調整をすることもできます。

 

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川沿いには湯筒(ゆづつ)があり、約90℃の温泉が湧き出ているので、卵や野菜を持参して、温泉たまごなどを作り、待ち時間を有効活用するのもオススメです。

※たまごは周辺の売店でも購入できますが、さすがに早朝は開いていないので、朝から温泉たまごを作りたい方は前日に購入しておきましょう。

 

さてさて、先程つぼ湯の一番風呂はある意味で大変だ……というお話をしましたが、察しの良い方はお気づきでしょう。湯の峰温泉の源泉温度は非常に高温です。

 

つぼ湯の源泉温度は約53℃くらいらしいので、まだマシではありますが、それでも一番風呂は換水したての新鮮なアッツアツ温泉です。とてもではありませんが、そのままで入ることは困難です。温泉好きならできるだけ加水はしたくない、という方が多いと思います。そのような場合は、湯もみなどをして温度を下げるのが一般的ですが、ここで問題になってくるのがつぼ湯の時間制限です。1グループの持ち時間は30分。多くの人は写真撮影もしたいでしょう。ですが、これは時間との闘いです。とにかくすばやく撮影を済ませ、温泉をできるだけ加水せずに入浴できる温度に調整し、一番風呂を堪能する。はっきり言って、とても忙しいです。そのような観点で考えると、一番風呂の方がある程度適温に仕立ててくれた二番風呂あたりに入るのが、時間的にも温泉の鮮度的にも良いかもしれません。

 

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つぼ湯の温泉分析書です。

 

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文字がブレてしまってすみません。

 

判別できる範囲でのつぼ湯の温泉分析書情報です。

 

【源泉名】壺湯

【泉質】含硫黄―ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性 中性 高温泉)

【泉温】53.5℃

【湧出量】測定不能(自然湧出)

【pH】7.0

 

実際に入浴してみた感想としては、ほんのりいい感じの硫化水素臭で、乳白色のしっとり肌に吸い付くようなお湯でした。塩化物泉なので入浴後もポカポカが続き、浴衣で温泉街をぶらぶらしながら火照った身体を冷ますのがとても気持ちよかったです。

 

湯の峰温泉は個人的もとても好きな温泉地で、つぼ湯の他にもたくさんの素晴らしい温泉があります。また、少しずつ小出しにして紹介していこうと思いますが、つぼ湯は、もし湯の峰温泉を訪れたのであれば、ぜひ一度は体験してもらいたい素晴らしい温泉です。オススメの訪問時間帯は、やはり平日の早朝ですかね。

 

♨ 温泉情報 ♨

【名称】湯の峰温泉 つぼ湯

【住所】和歌山県田辺市本宮町本宮湯の峰110

【TEL】0735-42-0074

【営業時間】6:00〜21:30

【定休日】なし

【料金】大人780円 12才未満 470円

(つぼ湯利用者は、公衆浴場の『一般湯』か『くすり湯』のどちらかも入浴可能)

※男女混浴でグループ単位の30分交代制

 

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湯の峰温泉の街並みが大好きです。

 

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